2022年の抱負……ではなく『生き方』
- 自問自答する
- 攻めの自問自答
- 真実の自問自答
- 選択する
- 不要を捨てる
- 優先順位付け
- 最優先の決定
- 集中する
- 大量行動
- 数値計測
仕事も、遊びも、人間関係も。
抱負ではなく生き方
抱負ではなく生き方としたのは、抱負だと単なる願望になりそうだから。決意だけで終わってしまい、具体的な行動に移らなさそうだから。
だから、抱負ではなく生き方(行動指針)を決めた。
別に意識高い系ではない。欲深いだけ。
願望は100リストにある
あれをしたい
これを叶えたい
こうなりたい
そうした夢、理想、願望は、通称『100リスト』に既に書いてある。
100の夢、理想、願望を並べたリスト。
最初に100リストを作ったのは10年前か。15年前か。半年だったり年に一度だったり、見直してはアップデートを繰り返してきた。
叶えてきたことも多々あれば、未だ叶わない願望も多々ある。
2022年の行動指針
3つの大きな行動指針と、7つの詳細は以下のとおり。
1.自問自答する
自分に甘い怠惰な自分。
そんな自分を管理監督する厳しい自分を内に作る。言い訳を許さないもう一人の自分を常駐させる。
そのために日々、自問自答する。
1-1. 攻めの自問自答
単に『後悔しない生き方をする』だけだとボンヤリしてしまう。
2022年は日々『今、自分は攻めているか? 攻めきっているか? 達成しようと自分で決めたことに向き合っているか?』と自問自答する。
年初に、今年一年で何を攻めるか?
年末に、今年一年で何を攻めたか?
月初に、今月は何を攻めるか?
月末に、今月は何を攻めたか?
週の初めに、今週は何を攻めるか?
週の終わりに、今週は何を攻めたか?
起きたら、今日一日で何を攻めるか?
寝る前に、今日一日で何を攻めたか?
日々、自問自答する。
1-2. 真実の自問自答
それは本当にできない(できなかった)ことなのか?
実際はやらない(やらなかった)だけではないのか?
つい『できない』と考えてしまうけど、実際には『やろうと思えばできること』だったりする。やらない言い訳を、できない理由にすり替えていないか?
言い訳と怠惰と逃避を自分に感じた時、真実を自問自答する。
2.選択する
何もかも全てを無限に叶えることはできない。時間は限られている。叶えたい夢や理想が100あったとしても、100個を一度に叶えることはできない。
だから選択する。
2-1. 不要を捨てる
取捨選択という言葉がある。
何かを取るために、何かを捨てる。
決断という言葉がある。
何かを決めるために、何かを断つ。
『不要』を捨てる。
『必要』を選択する。
無駄を削る。
惰性を止める。
形骸化を無くす。
虚礼を廃止する。
目的に合致しない行動をやめる。
目標達成に貢献しない行動をやめる。
ただし、捨てられないことまで無理に捨てることはない。捨てられないことは、ひとまず後回しにすればいい。断捨離のやり過ぎはよくない。極端は極端にリバウンドしてしまうから。
2-2. 優先順位付け
必要なことが決まったら優先順位を付ける。
不要とまでは言い切れないものは無理に断捨離せず、優先順位を下げて取っておけばいい。
人はマルチタスクが苦手だし、全て一度に取り組むということは、全ての達成が先延ばしになるということでもある。
だから短期で達成できることから結果を出していく。
叶えたい夢や理想が、別の夢や理想と関連して前提条件になることがある。また、先に叶えておけば他を叶えるときに効率的・合理的・有利になることもある。それらは優先度を上げて先に達成してしまう。
ダイエットや語学のように日数や年数のかかる積み上げ作業は、1回あたりの時間は短くしつつ日々の習慣として並行する。
2-3. 最優先の決定
パレートの法則を参考にする。結果の8割は、要因の2割によって決まる……というアレ。
100リストで、上位20%にあたる優先度の高い20個を選ぶ。
そこから更に上位20%に絞る。上位20個の更なる20%=4%──つまり100リストの重要な20個の中から更に重要な4つを選ぶ。
その4つの更に20%=0.8%……を四捨五入して1%にする──100リストの重要な1つが決まる。
99個の夢と理想を叶えるために、今すぐ取り組むべき最優先の1個を見極める。
3.集中する
いくら選択し、優先順位を決めても、行動しなければ達成できない。
行動するならば、徹底的にやる。徹底的にやらなければ『もっとやっておけば結果は違っていたかもしれない』と後悔することになる。後悔したくはないので、徹底的にやる。
徹底的に、集中してやる。
3-1. 大量行動
たくさん行動する。
これだけやってダメなら仕方ないと言えるぐらい行動する。他人が聞いて『本気だな』と思われるぐらい行動する。ダイヤの原石も、価値ある化石も、温泉も、たくさん掘らなきゃ出てこない。
一流のスポーツ選手、一流のアーティスト、一流の職人で、片手間でプロになった人はいるか? 一流になるために、一体どれだけの失敗を繰り返してきたのだろうか?
夢や理想を叶えるためにどれだけやったか?
それは人に聞かれて堂々と答えられる数字か?
凡人の自分は、大量行動してようやくスタートラインに立てる。
3-2. 数値計測
行動を数値化する。
数量、回数、時間、日数、何でも数値化。感覚だけではボンヤリしている。何となくやったような気にならないよう、客観的に判断できるデータを数値で計測する。
計測できれば改善しやすい。
計測できれば管理しやすい。
計測できれば達成しやすい。
感覚だけでは無意識に自分をかばい、自分に嘘をつく。
数字は嘘をつかない。
あとは習慣化
ここに挙げた行動指針も、続けなかったら意味がない。
何かを始めるだけならば、モチベーションを上げてアクセルを踏み、スタートすることはできる。
しかし、続けるとなれば踏んだアクセルを時には緩めたり、またベタ踏みしたりと、いい感じに調整していかなければならない。他にも、ハンドリング、ルート選択、休憩ポイント選びなど、バランス良く判断していかなければならない。
モチベーションは新聞紙に火を付けるようなもの。焚き付けには向いているが、炭火のように長時間燃え続けてはくれない。
炭火のように行動を継続するなら、モチベーションに依存しなくても自動的に行動開始できる習慣化が欠かせない。
定期的に行動するためのルール作り。
定期行動しやすくするための環境作り。
行動指針に引き続き、習慣化の構築にも取り掛かろう。
2022年末の答え合わせに向けて
先月2021年12月、50歳になった。なってしまった。
年明けの今、2022年1月は50代最初の1年の始まり。還暦60歳となる2032年まで、残り10年間。最初の1年間の始まり。大きな節目の年。
10年なんて、あっという間だ。まだ自分にとっては記憶に新しい2011年の東日本大震災から、あっという間に10年が経ってしまった。あっという間に40代は終わってしまった。
……と同時に、10年先どころか今日明日にも、事故、病気、災害で死ぬかもしれないことを考える。
永遠に生きるかのように学べ──
明日死ぬかのように生きろ ──
そんな言葉が脳裏をよぎる。
生き方と死に方は表裏一体。
こういう生き方をしよう ──
こういう生き方をしたい ──
それはなかなか出てこないが……
こういう死に方はしたくない ──
こういう死に方はやめよう ──
そっちの方は考えやすい。
100リストを2022年バージョンに更新したら、あとは行動指針に従って実践あるのみ。ひとつでも多く叶えていこう。(ここに書いたからには、やらねばカッコ悪い)
2022年12月──次の年末の答え合わせが楽しみだ。
※2022年12月:追記)答え合わせ、楽しい結果とはならなかったぜ。トホホ…… 2023年こそ!!