コロナ禍でやること。やらなくていいこと。(2023年6月追記:コロナ対策禍の終わり)

※2023年5月8日、政府は新型コロナ感染症の扱いを2類から5類へと移行。この追記は2023年6月に書いた。

やるやったこと5つ

  • ワクチン接種(済)
  • マスク
  • 飛沫リスクの回避
  • 手指消毒
  • 選挙で投票

今後やること5つ

  • コロナ禍前の生活
  • 咳やクシャミが出るときはマスクをする。(コロナ禍前の風邪やインフルエンザと同じ)
  • 手指消毒
  • 選挙で投票
  • 普段から免疫を落とさない健康的な生活

自分自身のルールなので、他人に強制はしない。

目次

ワクチン接種

これは済んだ。モデルナ製ワクチン2回接種完了。

※2022年12月6日にオミクロン株BA.5対応ワクチン(ファイザー製)4回目接種完了。

2021年8月現在(※当時)、新型コロナウイルスに対する唯一の対抗策がワクチン。治療薬は開発中だが、まだ決め手となるものはない。抗体カクテル療法も体制が整わない。(※5類へと移行した2023年5月以降も、決定的な治療薬は確立していない)

感染リスクと副反応リスク、どちらかのリスクを取らなければならないが、どう考えても感染リスクの方が大きい。新型コロナはそもそも未知のウイルスなので、どんな症状や後遺症があるか、今もって謎が多い。

ワクチン反対派は、新しい技術で作られたファイザーやモデルナのmRNAワクチンを特に嫌っている。ウイルスと同じようにmRNAワクチンも未知のリスクがあるとする。しかし、世界中で医者、研究者、専門家が総出で治験や開発を行っている。

ワクチン接種は自由意志だし、拒否する人には拒否するだけの理由があるのだろう。それを責めるつもりはない。

ただ、自分の場合はコロナに感染した場合のリスクの方が高い。今年50歳なので、若者よりも高齢者に近い自覚がある。プチ生活習慣病もあれこれ抱えている。コロナに感染した場合のリスクの方が怖い。

自分はアレルギー体質ではないので、ワクチンを接種しても副反応のリスクは低いと判断した。アナフィラキシーなどの発生確率も稀だし、アナフィラキシーには対処方法がある。ハチに刺される等のアナフィラキシーショックで死亡するのは、対処が遅れるからだ。大規模接種会場は医療従事者が大勢いる。むしろ安心。

mRNAワクチンは新しいワクチンなので、数年後や数十年後に体内でどんなことが起こるかわからないというのが反対派や疑念派の論だ。基本的にmRNAの寿命は数週間程度。極めて短期間しか体内に存在しない。その体内に存在する短期間で遺伝子が書き換えられ……という話も反対派や疑念派の論だが、そんな簡単に遺伝子が書き換わらないことは、多数派の常識だ。

反対派や疑念派は、医学や科学の裏付けエビデンスの信頼性ではなく、信仰思い込みを重んじる。自分は反対派とは違い、世界中の医者、研究者、専門家を信じることにした。だからといって反対派や疑念派を改宗させる気はないし、ワクチン接種を強制するつもりもない。ワクチンを接種していないことで差別する気もない。皆、大人なのだから、各々がリスクを判断し、各々でリスクを負うべきだ。そして他者に強要するべきものでもない。

自分がワクチンを接種したのは大規模接種会場で、モデルナ製ワクチンだった。かかりつけ医のクリニックで接種したならば、ファイザー製だっただろう。どちらもmRNAワクチンで、非常に効果が高いことが世界的にも証明されている。(※4回目はファイザー製で、結果的には効果の高い交互接種となった)

mRNAワクチンは新型コロナで急に承認されたようにも見えるが、研究自体は20年以上も続けられてきた。ノーベル医学賞クラスの成果とも言われている。新型コロナをきっかけに世界中が一丸となって取り組んだので、接種に足る治験や検証が加速した。

ファイザーとモデルナでは、ファイザーの方がやや効果が劣るかのような発表や報道がされているが、先に接種が進んだファイザーとその後のモデルナでは、データの時期や効果検証などを正確に比較することが困難とも言われている。今後、モデルナも検証が進めば、ファイザーと同等に落ち着くのだろうと見ている。結論的には、それほど大差は無いと言われている。

アストラゼネカ製ワクチンは、血栓リスクを無視できないようだ。特に若い人。だから政府も20~30代ではなく、40~50代を対象に解禁する流れになってきている。

今のところファイザーやモデルナのmRNAワクチンが確保できているので、今すぐにアストラゼネカが出回ることはないだろう。しかし、世界的にコロナの収束は先延ばし状態だし、イスラエルなどは2回接種は未接種と同レベルと言わんばかりに、3回目のブースター接種が必須とまで言われている。(※その後、日本も4回目5回目とブースター接種が進んだ)

世界各国がファイザーやモデルナの確保に走り、日本の割当が減った場合、アストラゼネカが出張ってくる可能性はある。何となく接種を先延ばしにしているうちに、いざ接種しようとしたらアストラゼネカだったということもあり得る。そうなる前にモデルナを接種しておきたかった、というのも自分の接種理由。

なお、ワクチンはあくまでも『感染後の発症や重症化を劇的に抑える』ものだ。感染予防はあまり期待し過ぎてはいけない。ワクチン接種を推し進めるためなのか、政府は予防効果の高さもしきりにアピールしてきたが、もともと予防効果はそこまで高くなかったはず。特にデルタ株になってからは、ワクチンによる感染予防効果は期待薄と思っておいた方がいいという話があった。

2022年以降に3回目のブースター接種があるかもしれない。(※2023年5月までに多い人で5回目が実施された)

ただ、接種を希望しながら未だ予約も取れない人達が一日でも早く接種できるよう、まずは希望者全員が2回接種できるよう、政府や自治体の対応が望まれる。

(※その後は接種希望者が接種可能となった。むしろ非希望者との二極化が進み、予約がガラ空きとなる会場が多数発生した)

マスク

マスクは感染者が飛沫を拡散させないためにするものであり、非感染者の予防効果はほとんどない。

(※しかし政府は2023年5月の5類移行に至るも、きちんとした周知広報を最後までやらなかった。マスク警察とノーマスク派で国内が分断化されたのは、政府と厚労省の罪だ)

  • 飛沫 = 5μm(マイクロメートル:ミクロン)以上の水分を含む粒子(ツバや鼻水など) 不織布マスク、サージカルマスク、ウレタンマスクなどで防げる。ただし素材によって大きな差がある。
  • 飛沫核 = 1μmの微粒子。エアロゾル。N95マスクなら95%通さないが不織布マスクやサージカルマスクは通る。
  • コロナウイルス = 0.1ミクロン。N95含む全てのマスクを通る。ウイルスそのものはマスクで防げない。

新型コロナウイルスは空気感染しない。飛沫感染が最も感染リスクが高い。接触感染は飛沫感染ほどハイリスクではない。微粒子のエアロゾル感染は状況が限られる。

マスクの1番目の目的は、咳やくしゃみをした時に周囲へまき散らす『吐き出し飛沫』の軽減だ。あくまでも『自分から他者へ』の飛沫感染防止が主目的。他者から自分への飛沫で感染する『吸い込み飛沫』を防ぐ効果は、マスクの主目的ではない。(ある程度、減らす効果はあるが)

ウイルスのサイズは0.1ミクロンなので、ウイルスの透過を防ぐマスクは無い。医療用N95マスクでもウイルスは透過する。不織布マスクどころかサージカルマスクでもスカスカ通る。

マスクで防げるのは、飛沫と飛沫核エアロゾル。そして飛沫核エアロゾルを防げるのは医療用N95マスクぐらい。そのN95マスクでさえ、防ぐのは95%であり100%ではない。医療用で不足しているので、一般人が買い占めるべきものではない。医療現場と医療従事者に回すべき。

不織布マスクどころか、サージカルマスクでさえ、飛沫核エアロゾルはスカスカ通ってしまう。ウレタンマスクと比較してやたらと過信されがちな不織布マスクやサージカルマスクだが、くしゃみや咳によるツバや鼻水といった飛沫の拡散抑止に限った話だ。サージカルマスク、不織布マスク、ウレタンマスクは、飛沫に関しては大きな差が出るが、飛沫核エアロゾルレベルになると、ほとんど差は無い。

不織布マスクは飛沫核エアロゾルの拡散抑止にも効果があるとする検証データも見かけるが、飛沫とミックスした話になっているのだろうし、医療従事者がガッツリとマスクをするように、鼻や頬に隙間なく覆った前提の話だろう。

不織布マスクもサージカルマスクも鼻・顎・頬に少しでも隙間があれば、蒸気機関車が車体からプシューと周囲に蒸気を噴き出すように、くしゃみや咳の一発で飛沫核エアロゾルがマスクの隙間から拡散する。

くしゃみや咳の飛沫は前方への指向性が高いので、マスクに多少の隙間があっても前方への拡散を防ぐ効果がある。しかし飛沫核エアロゾルは浮遊することが問題視されている。飛沫核エアロゾルがマスクの隙間から上下左右に漏れ出せば、そのまま顔の高さで浮遊してしまう。

飛沫核エアロゾルをマスクで防止するならば、隙間をシーリングするぐらいじゃないと意味がない。更に言えば、そもそも隙間を全て塞いだところでN95マスク以外は飛沫核エアロゾルを透過させてしまう。と考えるならば、不織布マスクやサージカルマスクで飛沫核エアロゾルの拡散を防ごうとすること自体に無理がある。

不織布マスクが飛沫核エアロゾルを防ぐデータがあるという検証結果もあるようだが、それは本当に1μm(ミクロン)の飛沫核エアロゾルなのだろうか? 1μm以上5μm未満の飛沫・・をミックスしてないか?と疑いを持ってしまう。 

ウレタンマスクは不織布マスク派からは悪者扱いされがちだが、正直ウレタンマスクも不織布マスクも飛沫以外には大差ないと言える。

ちなみに自分は、ソーシャルディスタンス以内に人がいる場合は不織布マスクだが、外出時に他者との距離が離れている状態で道を歩いたりする場合はウレタンマスク。周囲に人がいない場所ではマスクをしない。

(※2023年6月追記:基本的には屋内も屋外も公共交通機関でもマスクは一切しなくなった。病院や介護福祉施設などに行く機会があれば、見せかけの安心感を与えるためにマスクを着用することもあるかもしれないが)

咳やくしゃみが出ないのであれば、吐き出し飛沫は無い。呼吸で飛沫は飛ばないし、飛沫核は飛沫の微粒子状態なので、呼吸だけならば飛沫も飛沫核も出ない。出たとしても神経質になる量ではない。会話をすれば飛沫は出るが、感染していなければ問題ない。

そもそも呼気中の飛沫核エアロゾルを問題視するのであれば、通勤ラッシュの満員電車やバスがクラスター化し、とっくに日本は終了していた。真っ先に電車やバスによる通勤を禁止しなければならなかったという話になる。

いくら飛沫核エアロゾルから身を守りたくとも、医療現場で必要なN95マスクが枯渇しないよう、ヒステリックなN95マスク買い占め行動などはしてはいけない。

飛沫リスクの回避

会食がハイリスクなのは、面と向かって直接浴びる飛沫と、落ちた飛沫を被った料理を食べるからだ。加えて飲酒は会話が弾み、大きな声を出す。居酒屋の席は互いの距離も近く、大皿で取り分ける料理も多い。

集団でのカラオケは3密で、飛沫感染リスクが高い。

逆に、マスクをして黙って乗車する公共交通機関は一見すると密だが、黙っていれば飛沫感染リスクは低い。パチンコ屋がクラスターにならなかったのも、台や玉に触れる指の接触感染を除けば、黙って台に向かうだけなので飛沫を浴びるリスクが低かったからだろう。

3密の功罪は、3密というわかりやすい指針とは裏腹に、3密にならなければ大丈夫という誤った考えを浸透させてしまった点。1密なら大丈夫とか、2密なのに感染したとか、そんな短絡的な人を増やしてしまった。

2密だろうが1密だろうが、1時間だろうが1秒だろうが、夜20時以降だろうが昼間だろうが、4人以内だろうが5人以上だろうが、飛沫を浴びれば密に関係なく感染するリスクがある。だから飛沫感染を防ぐ。

次に接触感染を防ぐ。ただし接触感染は手指消毒によって割と簡単に感染リスクを下げられる。

飛沫リスクの回避行動は、同時に飛沫核エアロゾルを回避する行動にもなる。ただし、より換気が重要になる。カラオケボックスのように換気されない閉鎖空間はリスクが高い。エアコンは室内の空気を回すだけで、外気を取り込まない。飛行機の機内は空気が循環して数分で入れ替わることから、飛沫核エアロゾルのリスクは低いらしい。

アクリル板は空気の流れを止めるので換気に良くないと言われ続けたが、日本ではやたらと神格化され、無駄に仕切りが設けられた。政府と厚労省が正しく周知せず、効果検証もしてこなかった結果。無責任さに呆れる。

手指消毒

接触感染を防ぐ。アルコール、その他の薬剤(次亜塩素酸ナトリウムや塩化ベンザルコニウム等)、石鹸(界面活性剤)によって、手指に付着したコロナウイルスを消毒する。

自宅の玄関に消毒液を置いているのは当然だが、外出の先々で店頭に置かれている消毒液も、見かければそのつど使わせてもらっている。すっかり習慣化した。

接触感染とは言っても、結局は間接的な飛沫感染と言える。飛沫に触れた手指で鼻や口を触れれば、そこからウイルスが侵入する。逆に言えば、外であちこちペタペタ触って手指にウイルスが付着したとしても、鼻や口に触れさえしなければ接触感染は起こらない。

ただし、鼻や口に直接触れずとも、スマホ、財布、ドアノブ、階段の手すりなどを触ってしまえば、間接から間接を経て汚染が広まってしまう。

飛沫感染と比べて、接触感染はウイルスの量が比較的少ないため、感染リスクは飛沫ほど高くはない。硬貨や紙幣を消毒するほど神経質になり過ぎる必要はない。長いコロナ禍でそこまでやっていたら、精神がもたない。

手指消毒を徹底していれば、接触感染対策は必要充分とも言える。

選挙で投票

政府のコロナ対策は、2つだけ評価する。

『ワクチン確保』と『コロナ関連の財政出動』

ワクチン確保は、さすがに自民党の外交の面目躍如といったところか。

仮に民主党政権だったら、その折衝能力や対外交渉を想像するに、正直ここまでスムーズにワクチン提供を確約できなかったように思う。確保できたとしても、もっと遅れていた可能性は高い。また国内配分の手際も悪かったのではと予想する。(東北の人間なので、東日本大震災の悪夢の民主党政権がトラウマになっている)

またコロナ関連の財政出動は、国民目線で見ると10万円給付金というショボい補償、休業要請の飲食店への不公平なバラマキ、事業者向けのコロナ失業対策ぐらいしか見えてこないが、実のところ相当な予算を組んだ。財政健全化というウソで国民を偽り続ける『あの財務省』が、よくもまぁここまで許したものだと思うぐらいにはカネを出したと思う。

ただし、褒められるのはそこまで。ワクチン確保と財政出動以外は全く評価しない。

アベノマスクは言うに及ばず、田村構成労働大臣は厚労省を手なづけられずに、メディアで連日の言い訳ざんまい。コロナ関連アプリCOCOAの無責任さも、IT後進国らしいダメっぷりだった。

構成労働大臣を差し置いてメディアに出ずっぱりの西村経済再生大臣も、GoToや五輪で利権先と東京五輪の関連企業に税金を還流したようなものだった。GoToトラベルは二階が会長を務める一般社団法人 全国旅行業協会への施しだろうし、五輪も組織委や政府とズブの広告代理店や竹中パソナといった身内びいきの税金還流としか思えない。

2021年秋の衆院選では、今よりマシと思える候補者なり政党なりに投票するしかない。(※追記:その結果は……)

とはいえ、国政はコロナ対策だけが全てではない。経済、雇用、医療福祉、教育、外交、国防、etc、トータルでプラスとマイナスを考慮して、投票する候補者や政党を決めなければならない。コロナ対策だけ良いことを言って、その他の国政がまるでダメな候補者や政党では話にならない。

無投票は、選挙で勝った政党に無条件で全権委任をするのと同義だ。選挙に投票しない有権者は、政策を委託する唯一の権利を放棄するのだから、選挙後の国会や内閣による政治が気に入らなくとも、何一つ文句を言う資格は無い。

白紙投票は無投票とは違って投票行為はおこなっているが、選挙というシステムでは無投票と同レベル。単なる無効票にしかならない。意思表示と思っているのは白紙投票をした本人だけ。勝った政治家も、敗けた政治家も、白紙投票は互いに相手へと向けられた無言の非難であると押し付け合う、不毛な争いの材料にしかならない。

たとえ2人しか候補者のいない選挙区でも、どちらか1ミリでもマシと思える方に投票するしかない。それが嫌なら自分自身が立候補するしかない。立候補するのが嫌ならば、やはりどちらかマシなほうを選ぶしかない。

無投票や白紙投票による無責任な委任は、有権者に課せられた当事者意識の欠如と、決断からの逃避とも言える。

多分2022年も日本はコロナ禍を続けている

専門家や医師の意見を、ネット、テレビ、新聞で目にすると、残念ながら今年2021年中にワクチンで集団免疫を確保してマスク不要の生活が戻ってくる……なんてことにはならないことがわかってきた。

個人的には、来年2022年も日本はコロナ禍を続けているだろうな、と覚悟を決めている。(※2023年6月追記:結局、脱マスクの推奨と5類への移行を政府が決めて、ようやく社会がコロナ禍以前の様相を取り戻し始めた)

2020年のクルーズ船から今に至るまで、政府はワクチン頼みの楽観論しか唱えてこなかった。

そのうちワクチン(治療薬)が完成するだろうから、それまでなるべく余計なことをしないで、時間稼ぎで乗り切ればいいとしか考えてこなかった。だから基本的に無策だし、時間稼ぎでどうにかなると楽観視していたので、先手を取るつもりもなかった。だから全てが後手に回る。わかっていて後手を選んできたのが政府だ。

GoToも東京五輪も、それまでにはワクチンや治療薬が完成しているだろうという楽観主義によるもの。きっと収束に向かっているだろうという、根拠のない無責任さで乗り切った。まるで戦時中の大本営だが、努力をしたのは国民だ。

端的に言って、政府はコロナをナメていた。だからワクチンができるまでの時間稼ぎとして、国民に自粛としか言ってこなかった。今もワクチンを接種しろとしか言わない。それ以外は全て様子見をしながら出し渋る。後手でしか動かない。時間稼ぎの無策と、楽観論の無責任さのツケを払うのは、上級国民以外の平民であり、庶民であり、貧民であり、弱者だ。

たった1回きりだった10万円給付金も、自民党は嫌で嫌で仕方がなかったに違いない。あれは公明党が横槍を入れたので、自民党は仕方なく飲まざるを得なかった。その公明党も、自民党のコバンザメで漁夫の利を得る風見鶏なので、全く評価はしていない。同じ穴のムジナ。

維新も自民党の劣化クローンなのだが、あまり選挙に関心の無い人はそれがわかっていない。自民党にお灸をすえてやる!と言いながら、維新に投票してしまう。かといって立憲民主も頭が悪すぎる無能なので、論外なのだが。

ちなみに東京都も、都議会に限って言えば、自民党 vs 小池百合子&都民ファーストの会という対立構図に見えるが、国政レベルでは自民党≒都民ファと言えるぐらい距離は近い。

……なんだか後半は政治の話ばかりになってしまったが、日本のコロナ禍は無能な政府の人災だったとも言えるので、あながち間違ってはいないはず。

自分の言葉で語るメッセージを持たず、官僚や側近が用意したであろう原稿を読み飛ばしたり誤読したりで棒読みすらできない──そんな総理ではなく、せめてカメラ目線で、カメラの先に国民がいることを意識できるリーダーに、コロナ対応を含めた国の舵取りをしてもらいたいと思う。

だから次の選挙も投票に行く。今日も飛沫を避け、明日も手指を消毒する自粛生活を送りながら、その日を待つ。

自分の健康を守り、身近な人へ感染させないために、そしてコロナ最前線で戦い続けている医療従事者のためにも、できることをやり続けようと思う。

……早くみんなで居酒屋に行って、ワイワイ騒ぎながら飲み食いしたいね。

※追記:2023年5月の5類以降後

コロナ対策禍の呪縛から、日本はようやく解放された。

別に新型コロナウイルスCOVID-19を侮っているわけじゃない。しかし、オミクロン株BA.5が主流となって以降、かつてのデルタ株までは高止まりだった重症化や死亡リスクは低下した。ただの風邪やインフルエンザよりも後遺症リスクは高いと言われているが、それでもずいぶんと危険性は落ち着いた。

コロナ禍そのものはまだ終わっていない。しかしコロナ対策禍とも言うべき、正しさと誤りが混在したまま国民へのお願いと称して半強制的な自粛生活を強いてきた『コロナ対策禍』とも言える生活は、2023年5月の5類以降と脱マスク推奨によって、ようやく終わりを迎えた。

物事にはバランスがある。社会は理想論だけでは回らないし、今さら新型コロナウイルスCOVID-19がゼロとなって根絶する未来も訪れないのだから、どこかで折り合いをつけなければならない。

そんなわけで、今後はコロナ禍以前の生活に戻していく。

咳やクシャミといった飛沫を拡散する体調のときはマスクをするが、そうじゃなければ屋内・屋外・公共交通機関のいずれにおいてもマスクは不要。

コロナに限らず、感染症予防は手指消毒や手洗いが有効だから、可能な限りそれらを徹底する。

そして選挙で無能を落とすために、1ミリでもマシな候補者へ投票する。

そして何よりも、普段から免疫を落とさないための健康的な生活を送る。

というわけで、個人的にはコロナ(対策)禍は終了。

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